ファスティング準備食にバナナはOK?注意点からレシピまで

栄養価の高いバナナは、少しの注意点を把握しておくことでファスティングの準備食をサポートしてくれます。今回は準備食にバナナを摂り入れるメリットやレシピも併せてご紹介していきます。

目次

ファスティング準備食にバナナはOK

準備食はファスティングをより効果的におこなうために重要な食事です。そして、バナナはそんな準備食にも適したくだものと言えます。

バナナ100gあたりの栄養は以下の通り。

カロリー85 cal
炭水化物22.2 g
脂質0.2 g
タンパク質1.1 g
カルシウム8 mg
カリウム370 mg
ビタミンB10.05 mg
ビタミンB20.06 mg
ナイアシン0.7 mg
参照:Composition and facts about foods by Ford Heritage

消化の時間は約3時間程度と早いため、食事と食事の間にしっかり消化器官を休ませる時間をつくることもできますし、素早くエネルギーに変換されるためパフォーマンスを高めてくれます。

準備食ではできるだけ消化器官に負担をかけずに必要な栄養素を補うことがカギとなります。そのため、バナナのように消化が早く栄養価が高い食材は、準備食の強い味方になってくれるのですね。

ただし、準備食にバナナを摂り入れるのには、メリットはもちろん「注意点」もあります。順を追って詳しくご紹介していきます。

準備食にバナナを摂り入れるメリット

バナナは準備食にとって嬉しいメリットを備えた食材と言えます。

栄養価が高く消化吸収が早い

先ほどもお伝えしたとおり、バナナは栄養価が高く、そして消化吸収が早いため、準備食で不足しがちな栄養を補うのに適した食材です。

甘味を味わえる

準備食中には砂糖や動物性食品を控える必要があるため、食事に物足りなさを感じる人が多くいます。そんな時、バナナの甘さを準備食中のご褒美になってくれるのです。

準備食では食べていいものと食べてはいけないものが明確に分けられています。下記の記事で詳しくお伝えしているので、併せてご参照ください。

準備食 食べていいもの食べてはいけないもの

レシピに応用しやすい

食べられる食材が限られている準備食中、バナナはさまざまなレシピに応用しやすいのもメリットです。王道のスムージーだけでもバリエーションが多くありますし、液状の食事しかできない準備食の3日目でも活用できますね。

準備食中のレシピに悩んだ時は、こちらの万能レシピもぜひご参考ください。

準備食中にバナナを食べる時の注意点とデメリット

メリットばかりのように感じるバナナですが、実はデメリットもあります。

身体を冷やす作用がある

バナナにはカリウムという必須ミネラルの一種が含まれています。

カリウムは、細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つ働きがあります。また、神経の興奮性や筋肉の収縮に関わっており、体液のpHバランスを保つ役割も果たしています。ナトリウムを身体の外に出しやすくする作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節するのに役立ちます。

引用:厚生労働省e-ヘルスネット

ここからもわかる通り、カリウムは人にとってなくてはならない成分です。でも、その反面、身体を冷やすというデメリットも…

WHOのガイドラインでは、カリウムの摂取量を男女とも3,510mg/日と推奨しており、バナナを2本/日を食べたとしても、カリウムの摂取量は500㎎程度のため、推奨されている摂取量を越えることはありません。

でも、準備食やファスティング中は食事を抑えているため、身体が普段よりも冷えやすくなります。身体が冷えると代謝が落ちてファスティングの効果を半減させてしまうことも…

そのため、もともと身体が冷えやすい人や冬の時期には、バナナを食べる量を調整したり、温かい物と組み合わせたりするのがおすすめです。

バナナの農薬は逆に害になる

農薬は普段の食事ではもちろん、老廃物を排出させて免疫力を高めるためにおこなうファスティングや、その準備のための準備食でも注意する必要があります。なぜなら、農薬は身体にとって“毒”であり、細胞の破壊によるがんやさまざまな疾患の原因となるためです。

そしてバナナも農薬に注意するべき食材の一つ。その理由は、バナナのほとんどが輸入品であるためです。

例えば、バナナが輸入される際、ポストハーベストという農薬が使われます。これは原産国で収穫されるときやされたあとに使われる薬剤のこと。虫をつきにくくする他、防カビの効果があり、運送中の扱いが便利になります。ただし、この薬剤は身体に悪影響。例えばポストハーベストの中に含まれるイマザリルは強い発がん作用が確認されています。(参照:https://www3.epa.gov/pesticides/chem_search/reg_actions/reregistration/fs_PC-111901_1-Feb-05.pdf

日本ではこのイマザリルの許容量が2㎎となっていますが、EUなどの基準は0.01㎎です…オーガニック分化の進むヨーロッパに比べ、日本は200倍もの発がん物質を許容してしまっているのですね。。。(参照:https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7980#:~:text=Adequate%20analytical%20methods%20for%20enforcement,%E2%80%93MS%2FMS%20method

バナナを購入する際には、有機栽培と記載されたバナナを選ぶようにしましょう。ただし、日本ではなかなか育ちにくいバナナ。有機栽培のものは値段が高いだけでなく、出回っている数も少ないのが現状です…

そんな時には、やはり国内栽培された安心できる原材料のものを取り入れるのもおすすめ。無農薬・無添加の野菜やくだものを使ったジュースなら、消化吸収も早く、さまざまな栄養素を補うことができますよ。

ちなみに準備食の選択肢は色々ありますが、石原医師は野菜ジュースを推奨しています。

準備食におすすめのバナナレシピ

有機栽培のバナナを見つけたら!甘くて美味しいレシピで準備食期間を楽しんでみてくださいね。

レシピ①朝食スムージー

スタンダードなスムージーレシピです。お好みの組み合わせで挑戦してみてください。

注意点として、アボカドは栄養価が高いですが、脂質とカロテンが豊富な食材でもあるため、摂りすぎには気をつけましょう。また、ミルクはプラントベースを選び、動物性をさけるようにしましょう。ヨーグルトを追加したい場合は、下記の記事で植物性ヨーグルトについて詳しくご紹介しているので、併せてご参照ください。

材料・バナナ 1~2本

・プラントベースミルク250~400ml

【追加におすすめな材料】

・イチゴ

・ブルーベリー

・アボカド

・マンゴー

・ピーナツバター(大さじ1弱程度)

・プラントベースヨーグルト

など。

バナナとミルクをベースにしたスムージーに、お好きな材料を追加してみてください。また、バナナはカットして冷凍しておくと、食べやすいスムージーができますよ。

作り方全ての材料をブレンダーでミックスして完成。
完成量

レシピ②

準備食レシピ⑩ バナナのホットドリンク

冷えが気になるという方や寒い季節におすすめなのが、バナナのホットドリンク。シナモンやナツメグを追加したり、ノンカフェインのチャイティーと組み合わせると、更に身体がぽかぽか温まりますよ。

材料・バナナ 1~2本

・プラントベースミルク250~400ml

【追加におすすめな材料】

・シナモン

・ノンカフェインのチャイティー

・ナツメグ

作り方バナナとミルクをブレンダーでミックス。小鍋に移してゆっくり温め、沸騰する前に火を止めたら完成。

シナモンはナツメグはトッピングに。チャイティーを使う場合はミルクを半量に。先にお湯ででお茶をだして置いて、ブレンドしたバナナと半量のミルクと一緒に温めてください。

完成量

バナナは甘味が強く、準備食でも人気の食材。でもやはりそれだけでは栄養をとりきれませんし、味にも飽きてきてしまいますよね。下記では準備食のメニューをご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

まとめ

今回は準備食にバナナを取り入れるメリットデメリットや、おすすめレシピについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?甘くて美味しく栄養価も高いバナナ。ぜひ準備食に取り入れてみてください。

また、有機栽培のバナナがどうしても見つからなかった。栄養バランスが摂れているのか心配という方は、国産の野菜ジュースがおすすめ。甘くて美味しく、安心の野菜ジュースなら準備食メニューにプラスするだけでOK。取り入れ方などはぜひ下記の記事もご参照ください。

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この記事を書いた人

1988年4月28日生まれ。カリフォルニア在住。3児の母。
現在現地の大学院にて代替医療や細胞栄養学などを勉強中。健康・美容関連のライター歴は7年目となり、海外ならではの最新療法をお伝えしています。

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