ジュースクレンズはコールドプレスジュースを用いたファスティング方法の一種。定期的に体内をクレンズ(掃除)する感覚で続ける人が増えています。そして、ジュースクレンズをより効果的におこなうためには、回復食がとても重要です。今回はジュースクレンズのための回復食について、詳しくご紹介していきます。
ジュースクレンズで回復食が必要な理由
ジュースクレンズは、身体をリセットしデトックス効果を得るためのファスティング方法のひとつで、海外で大きな流行となりました。
完全な断食ではなく、数時間置きにジュースを飲むことができるため、ストレスフリーにファスティングに取り組むことができます。
ジュースクレンズをすると、普段フル活動している消化器系が休息をとることができ、その替わりに免疫細胞や循環器系にエネルギーが多く供給されるようになります。すると、一日3食食べている時よりも、老廃物などが排出されやすい状態になるとされ、デトックス効果が期待できるのです。
ただし、一日~数日間の固形物を食べなかった消化器官に、ジュースクレンズが終わったからと言って急に通常通りの食事を流し込むのは、内臓に大きな負担をかけることになります。
また、ジュースクレンズをすることで身体が栄養素を効率的に吸収しやすい状態になるため、脂質や糖質が過剰な現代の食事を急に摂ると、余分にそれらの栄養素を取り込んでしまい、デトックス効果が無駄になってしまうことも…。
ジュースクレンズ後に回復食を摂取することで、消化器官の活性化を促進し、身体のエネルギーを回復させることができます。また、回復食によって体力を回復させることで、ジュースクレンズ後の疲労感を軽減し、日常生活にスムーズに戻ることができるのです。
ジュースクレンズのやり方についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
ジュースクレンズの回復食で食べていいもの・悪いもの
回復食では、消化を助ける軽い食事が推奨されます。具体的には、生野菜や茹で野菜、果物、豆類、消化しやすい穀物などが適しています。これらの食品は、消化器官に負担をかけずに栄養を補給することができます。
日本で古くから伝えられる和食の理念である、下記を参考にしてみてください。
- ま:豆類
- ご:ゴマ、ナッツ類
- わ:わかめ・海藻類
- や:野菜(&果物類)
- さ:魚
- し:しいたけ(きのこ類)
- い:芋類
※ただし、回復食の場合には動物性食品はNGのため、さ:魚は除くその他の食品を取り入れるようにしましょう。
一方で、ジュースクレンズ後の回復食で避けるべき食品もあります。高脂肪や高糖質の食品、加工食品、アルコールなどは消化に時間がかかり、消化器官に負担をかける恐れがあります。また、暴飲暴食にも注意が必要。適度な量を摂取し、食事をゆっくりと楽しむことが大切です。
食べていいもの・悪いもの一覧
食べていいもの | 悪いもの |
おかゆ柔らかく煮た野菜ノンカフェインの飲み物塩分や糖分、油分が少ないもの | 梅干しやお酢グルテン(小麦粉)味や塩分が濃いもの不溶性食物繊維が多いもの脂っこい食べ物動物性製品全般乳製品食品添加物アルコールカフェイン |
回復食を含めたジュースクレンズのスケジュール
ジュースクレンズのスケジュールには、回復食を含めることが重要です。一般的には、ジュースクレンズをおこなった日の後に回復食を入れます。多くの場合、ジュースクレンズをする日数と同じ日数の回復食が推奨されています。
例:ジュースクレンズ一日の場合
1日目 | 準備食 |
2日目 | ジュースクレンズ |
3日目 | 回復食 |
回復食を含めたジュースクレンズのスケジュールを正しく管理することで、身体に負担をかけずにデトックス効果が期待できます。
ジュースクレンズ後の回復食は、身体を健康的にリセットするための重要なステップです。適切な回復食を摂取することで、ジュースクレンズの効果を最大限に引き出し、身体に必要な栄養を確保することができます。
画像
下記は実際にヘルスケアライターである著者自身がおこなっている、ジュースクレンズ(1日)の例です。
1日目 準備食 | 朝:5倍粥 野菜たっぷりの味噌汁昼:ブロッコリーと豆乳のリゾット おやつ:コールドプレスジュース300ml夜:5倍粥½杯 野菜たっぷり味噌汁 コールドプレスジュース300ml |
2日目 ジュースクレンズ | 今回は【ピカベジ】のジュースクレンズセットを活用。1パックあたり100mlとなっています。 この他に白湯を取り入れて身体が冷えないように気を付けました。 |
3日目 回復食 | 朝:コールドプレスジュース300ml 野菜たっぷり味噌汁昼:ブロッコリーと豆乳のリゾットおやつ:コールドプレスジュース 300ml夜:5倍粥 野菜たっぷり味噌汁 |
ご覧いただくとわかる通り、ジュースクレンズの前には準備食を取り入れています。できるだけ身体に負担のかからないメニューをあらかじめ決めて、多めに作り置きして置くことで、より気軽にジュースクレンズを取り入れることができます。
ジュースクレンズの準備食についてはこちらの記事もご覧ください。
また、下記では実際に私がジュースクレンズをおこなっている体験談をより詳しくご紹介してますので、ぜひ併せてご参照ください。
ジュースクレンズ回復食レシピ(動画あり)
先ほどご紹介したスケジュールの中で出てきた、5倍粥とブロッコリーと豆乳のリゾットをご紹介します。
材料 | ・玉ねぎ 1/4個・ブロッコリー 半分程度・白米(炊いてあるもの)200g・野菜だし 150~200ml・豆乳 200g・塩コショウ・オリーブオイル適量 |
作り方 | ①野菜を大き目のみじん切りにカット。②鍋にオリーブオイルを入れ、玉ねぎを炒める。③玉ねぎがしんなりしてきたらブロッコリーを追加してさらに炒める。④全体的にしんなりしてきたら、野菜だしとお米を追加し、野菜が柔らかくなるまで煮込む。⑤火を止めて豆乳を入れ、塩コショウで味を整え、再度軽く温めたら完成。 |
完成量 | 2食分(準備食と回復食で1回ずつ食べました!) |
また、今回のレシピ内で使った「野菜だし」は、下記ブログ記事でご紹介した「ベジブロス」を活用しました。市販の野菜だしでもOKですが、添加物や動物性原料が含まれている場合もあるので、購入時には注意が必要です。ベジブロスから作ってみたい!という方は、下記のレシピ記事もチェックしてみてください。
まとめ
今回はジュースクレンズのための回復食ついてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?ジュースクレンズは当日だけではなく、終わった後の食事にも気を配ることでより有効的におこなうことができます。皆さんもぜひチャレンジしてみてくださいね。
下記ではヘルスケアライターの著者が実際にメッセ―ジをお届けする【ピカベジ】公式LINEにご登録いただけます!ファスティングの基礎知識から応用や最新情報まで、さまざまなメッセージをお届けしているので、気になる方はぜひこちらも覗いてみてください!