コールドプレスジュースとは低速回転で野菜や果物を絞ることができるコールドプレスジューサーを用いて作ったジュースのことです。素材の栄養やうま味が損なわれにくいため、健康や美容に気を付けているこだわり派の間で浸透しています。
コールドプレスジュースとは?

コールドプレスジュースとは、低速回転するコールドプレスジューサーを用いて圧搾されたジュースのことです。
通常のジューサーは高速で回転しているため、機械に熱が発生します。多くの野菜や果物に含まれるビタミンやミネラル、酵素などの栄養素は熱に非常に弱いため、高速回転で熱を持った機材を経由することで栄養素を失ってしまうことがあるのです。また、生の野菜などに含まれるうま味も破壊されてしまいます。
それに比べてコールドプレスジュースは低速回転で熱の発生が少なく、素材やうまみが損なわれにくいという特徴があります。
また、濾過される際に余分な繊維なども取り除かれるため、消化器官の負担を少なくしつつ、必要な栄養素を摂取することができるのも◎
「どうせ同じ野菜や果物を用いるなら、できるだけ多くの栄養素やうま味を取り入れたい」ということから、コールドプレスジュースが人気が高まってきているのです。
コールドプレスジュースとジュースやスムージーの違い
コールドプレスジュースはその工程が特徴的ではありますが、一見すると普通のジュースと変わりません。そのため、市販のジュースやスムージーで代用したいと考える人も多いようです。ただそれぞれに違った特徴があるため、コールドプレスジュースの代替え品として取り入れるのではなく、用途に併せて飲み分けるのがベターです。
コールドプレスジュース | 市販のジュース | スムージー | |
栄養素 | ◎ | × | 〇 |
繊維 | なし | なし | あり |
うまみ | ◎ | △ | 〇 |
消化器官の休息 | ◎ | △ | × |
取り扱い | △ | ◎ | △ |

コールドプレスジュースとファスティングの関係

上述でお伝えした通り、コールドプレスジュースは食物繊維を取り除いたジュースのため、消化器官を休ませたいときに適しています。
そして、ファスティングの最大の目的も、消化器官の休憩。
つまり、コールドプレスジュースの特性がファスティングの目的をサポートしてくれることになるのです。
また、コールドプレスジュースは栄養とうま味ができる限りキープされているため、ファスティング中に良質な栄養を取り入れたり、味や甘味を楽しむのにも◎。
こうした理由から、ファスティングではスムージーや一般的な野菜ジュースではなく、コールドプレスジュースが取り入れられているのです。
コールドプレスジュースの作り方【レシピ】

ここでは栄養価の観点からファスティングにおすすめのコールドプレスジュースのレシピを3つご紹介します。ご自宅にコールドプレスジューサーをお持ちの方はぜひ試してみてください。
コールドプレスジュースレシピ①ビーツの紫ジュース
材料 | ビーツ 50g程度リンゴ 1つブドウ 1房レモン 半個 |
作り方 | 1.それぞれ皮を剥く2.ジューサーにかけて完成 |
ビーツは『奇跡の野菜』などと例えられるほど栄養価が高く、また、美容にも適した栄養素がたくさん詰まった野菜です。
コールドプレスジュースを作る際にはえぐみなどが出やすいため、皮を剥いてジューサーにかけるのがベター。ブドウなど少し手間がかかるかもしれませんが、ファスティング中の身体に甘さが染みわたるおいしいジュースです。
コールドプレスジュースレシピ②にんじんジュース
材料 | にんじん 3-4本 |
作り方 | 1.皮を剥く 2.ジューサーにかけて完成 |
にんじんって身近な野菜なのであまり注目したことがないかもしれませんが、実はとっても栄養価が高いんです。
アメリカで広まったゲルソン療法(※1)はにんじんジュースを基本となっていますし、栄養ドリンクなどにもにんじんのエキスなどが取り入れられていることも。
また、コールドプレスジュースにかけることで、おどろく程甘くて飲みやすいジュースができるのも、にんじんの特徴です。
コールドプレスジュースレシピ③ケールジュース
材料 | ケール 75gリンゴ 1個レモン 半個 |
作り方 | それぞれ皮を剥くジューサーにかけて完成 |
苦ーいケールですが栄養価が高く、アメリカで大流行したジュースファスティングに摂り入れられているのもケールジュースです。
ただし、やはり苦くて飲みにくいという人もとても多く、また無農薬のケールはコストもかかるため、リンゴやほうれん草などをさらに追加して絞っても◎。
ファスティング中でなければ豆乳などと合わせても飲みやすくなりますよ。
コールドプレスジュースの取り入れ方【3つのコツ】

栄養価が高くておいしいコールドプレスジュース。うまく生活に取り入れて、健康や美容の改善や向上をめざしましょう!
コールドプレスジュースの取り入れ方①栄養バランス
コールドプレスジュースは栄養素をなるべく損なわない製法で造られています。そのためファスティングなどで消化器官を意図的に休ませたい場合や、体調がすぐれず食欲がないとき、食べすぎた翌日の調整、おやつや朝食替わりなどには適しています。
ただし、日頃からコールドプレスジュースだけに頼りすぎてしまって、普段の食事はジャンクフードやコンビニご飯ばかりになってしまうと、栄養バランスが崩れてしまいますよね。
とくに食物繊維やたんぱく質はコールドプレスジュースにはほとんど含まれていないため、バランスを意識した食生活を心がけましょう。
コールドプレスジュースの取り入れ方②ジューサー事情
コールドプレスジュースには専用のジューサーが必要不可欠です。でも、実はこのジューサー、結構大きくて重たいんです…。機能性に優れていればいるほど大きくなる傾向があり、また掃除やメンテナンスも必要になります。
そのため、これからジューサーの購入を考える場合には、置き場所やお手入れのことも考慮するようにしましょう。
コールドプレスジュースの取り入れ方③無農薬野菜を使う
せっかくジューサーにもこだわったジュースなのに、残農薬を体に取り込んでしまったら意味がありませんよね。それに、添加物や甘味料を入れないコールドプレスジュースは、野菜や果物の味がそのまま濃縮されます。
ジュースにするには多くの無農薬野菜や果物が必要になるので、少しもったいないと感じるかもしれませんが、おいしいジュースのためにも、身体の健康のためにも、原材料選びにこだわりましょう。
実は農薬はファスティングの効果などにも影響すると考えられています。下記ではファスティングと農薬の関係についてまとめていますので、気になる方はぜひ併せてご参照ください。

まとめ
今回はコールドプレスジュースについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?おいしくて栄養価が高いコールドプレスジュース。ただ、無農薬の野菜やジューサーの用意など、お値段やお手入れが大変な部分もあるようです。
【ピカベジ】では手搾りのコールドプレスジュースを、医師監修のもとファスティング用のセットとしてお届けしています。無農薬や特別栽培などの原材料と製造に徹底的にこだわったコールドプレスジュース。一回分ずつ梱包してあるため、いつでも好きな時に飲むことができます。ぜひチェックしてみてください。