たくさんのお客様からお問い合わせいただいている
人参の状況についてお伝えさせていただきます。
全国の農薬化学肥料不使用の人参生産地を巡り、最新の情報をお届けします。
今年の夏人参と切り替わりの秋冬人参の状況をお伝えします。
まず、夏人参の現状から。北海道では、種蒔きのタイミングで大雨に見舞われ、
人参に大きな被害が出ました。
さらに高温障害と干ばつが続き、規格外品すら収穫できないほどの状態となっています。
青森県も同様に干ばつの影響を受け、昨年比で大幅な減収となっています。
ピカイチ野菜くんでは主力の北海道 一戸さんの人参ですが、全体的に40%の減作。
A品だけですと50%の減作というすさまじい被害にあわれています。
ピカイチ野菜くんの出荷場にも届く量が限られているため
お客様をお待たせしている状態です。
11月下旬からは、秋冬人参の収穫が本格化します。
そのスタートを切るのは、茨城県と熊本県・新しい産地の兵庫県の人参ですが、
こちらも状況は厳しいようです。
茨城県では、種蒔き後の干ばつ。
最長で3週間雨が降りませんでした。人参は発芽が命。
雨が降らないと発芽しません。
生産者の飯島さんは、トラックにタンクを積んで、
毎日水をくんでは畑にホースで冠水作業。
発芽することは出来ましたが、
長い干ばつの為11月堀りの人参は40%が枯れてしまいました。
メイン産地の熊本県平井さん。
種をまいた後に線状降水帯(大雨)で畑が水没。
その後別の畑にまきなおしたら今度は干ばつ。
そして高温障害でせっかく発芽した人参も枯れてしまいました。
今年の人参は数年に1度の不作の年になっております。
ポイントは、大雨(線状降水帯)・干ばつ・高温です。
今回電話した産地の生産者さんがみんな口をそろえて、今年の人参は不作と言っていたのが印象的でした。
ピカイチ野菜くんは人参ジュースを中心とした企業となりますが、
人参ジュースを作るためには生産者さんの力が必要不可欠です。
年々人参が作りづらくなっている中で
どうやって安定的に人参をご用意することができるのか?
人参を作り続けることができるのか?日々考えています。
少しでも状況が良くなり安定的に人参をお客様にお届けできるよう努めていきます。