ビーツジュースの作り方!3つの基本レシピをご紹介

今回はビーツジュースの作り方をご紹介していきます。3パターンの作り方がポイント、健康や美容のために取り入れる方法など、さまざまな情報をまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。

目次

ビーツジュースの栄養と効果

ビーツジュースを作る前に、まずは簡単にビーツの栄養や効果をおさらいしてみましょう。ビーツは、その鮮やかな赤紫色が特徴的な野菜で、多くの栄養素を含んでいます。特に注目すべきは、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質が豊富であることです。ビーツに含まれる主な栄養素とその効果について詳しく見ていきましょう。

ビタミンとミネラル

ビーツには、ビタミンC、ビタミンB6、葉酸、マグネシウム、鉄、カリウムなどのビタミンやミネラルが豊富に含まれています。ビタミンCは免疫力を高め、ビタミンB6や葉酸は赤血球の生成を助ける役割を果たします。カリウムは体内の水分バランスを調整し、血圧を正常に保つ効果があります。

抗酸化物質

ビーツはベタレインと呼ばれる抗酸化物質を含んでいます。ベタレインは細胞を酸化ストレスから守り、炎症を抑える効果があります。これにより、心血管疾患やがんなどの慢性疾患のリスクを低減することが期待されています。

血流改善とスタミナ向上

ビーツには硝酸塩が多く含まれており、体内で一酸化窒素に変換されます。一酸化窒素は血管を拡張させ、血流を改善する効果があります。そのため、ビーツジュースを飲むことで運動時の酸素供給が増え、スタミナが向上するという研究結果もあります。

このようにさまざまな栄養素や効果が期待できるビーツ。さらに詳しい内容は下記の記事でご紹介しています。

そのまま食べてもおいしく栄養も満点ですが、ジュースだからこその利点もあります。

ビーツジュースを飲む利点

ビーツを丸ごと食べるのではなく、コールドプレスジュースなどにして飲むことにはいくつかの利点があります。以下にその理由を説明します。

1. 消化のしやすさ

コールドプレスジュースは、食物繊維を取り除いた状態で栄養素を抽出するため、体が栄養素を吸収しやすくなります。繊維は消化を助ける一方で、消化が難しい人にとっては胃腸に負担がかかることがあります。ジュースにすることで、栄養素がより迅速かつ効率的に吸収されるため、特に消化器系が弱い人や体調を回復させたい人、ファスティングをしたい人に適しています。

2. 栄養素の濃縮

ジュースは、ビーツの栄養素を濃縮した形で摂取することができます。丸ごとのビーツを食べる場合と比較して、ジュースであればより多くのビーツを一度に消費でき、その結果、より多くのビタミン、ミネラル、抗酸化物質を得ることができます。

3. 消化負担の軽減

ビーツには不溶性の食物繊維が含まれており、消化器官にとってはやや負担がかかることがあります。特に消化不良や胃腸に問題がある場合、ビーツをジュースにすることで、食物繊維を除去し、胃腸に優しい形で摂取することができます。

4. 即効性のあるエネルギー供給

ジュースにすると、栄養素がより速く吸収されるため、エネルギー供給が速くなります。これにより、ビーツジュースは運動前やエネルギーが必要な時にベターな選択肢となります。

5. 味のカスタマイズ

コールドプレスジュースにすることで、他のフルーツや野菜と組み合わせて味を調整しやすくなります。ビーツ自体は独特の風味を持っており、ジュースにすることで、飲みやすい味にカスタマイズできるという利点もあります。

6. 時間の節約

ジュースにすることで、忙しい日常生活の中でも手軽にビーツの栄養を摂取できます。食事の準備に時間をかけず、手軽に健康管理できるのは大きなメリットです。

ただし、ジュースにすることで食物繊維が失われるため、腸の健康を保つためには、他の食事から繊維を補うことが重要です。また、ジュースは糖分が濃縮されるため、適量を守ることも大切です。

ビーツジュースを飲んだ方が良い人

日本ではあまりメジャーではないビーツジュースですが、どんな方におすすめなのでしょうか?チェックしていきましょう。

高血圧の人

ビーツに含まれるカリウムや硝酸塩は血圧を下げる効果があり、高血圧の管理に役立つと言われています。

オーストラリアのシドニーにあるウェストミード病院とウェストミード医療研究所で実施された研究では、自家腎性多嚢胞性腎疾患(ADPKD)を持つ高血圧の成人を対象に、ビーツジュースの血圧低下効果を検証しました。ランダム化二重盲検プラセボ対照試験で、研究は2020年に開始され、国際臨床試験ガイドラインに従って厳格に実施されたものです。

その結果、特に高血圧の患者において、収縮期血圧(上の血圧)が7~12 mmHg程度下がることが確認されています。この効果は、ビーツに含まれる高濃度の硝酸塩が体内で一酸化窒素に変換され、血管を拡張させる影響だとされています。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37507763

日頃から運動をしている人

運動前にビーツジュースを飲むことで、血流が改善され、酸素の供給が増加します。その結果、運動パフォーマンスが向上し、より効果的なトレーニングに近づけることができるのです。アスリートや定期的に運動をしている人にとって、ビーツジュースは理想的なエネルギーブーストドリンクといえるでしょう。

免疫力を高めたい人

ビーツに含まれるビタミンCは免疫力を高め、風邪やインフルエンザの予防に役立ちます。また、抗酸化物質のベタレインが体内の炎症を抑え、健康全般をサポートします。

ビーツジュースは普段のエネルギー補給だけでなく、ファスティングにも取り入れられる栄養満点なジュースです。ビーツジュースと相性のいいファスティング。こちらではファスティングをやった方がいいひとをご紹介しています。

ビーツジュースの作り方

ビーツジュースは、自宅でも簡単に作ることができます。ここでは、3つの方法を紹介します。シンプルなものから、他の果物とミックスしたスムージー、そしてコールドプレスジュースまで、さまざまなバリエーションを試してみてください。

1. シンプルなビーツジュース

この方法では、ビーツをそのままミキサーにかけてジュースを作ります。ファスティングなど消化器を休めたいという場合には不向きですが、逆に食物繊維を全て取り入れたいという人におすすめ!すこしざらっと飲みにくい感じがあるかもしれませんが、その分お腹が満足できる方法です。甘味がほしい場合はハチミツやラカントなどを追加してみてください。

材料:

  • ビーツ 1個
  • 水 1/2カップ

作り方:

  1. ビーツの皮をむき、小さく切ります。
  2. ミキサーにビーツと水を入れ、滑らかになるまでブレンドします。

2. フルーツミックススムージー

ビーツと他の果物を組み合わせたスムージーは、栄養価が高く、飲みやすいです。ビーツジュース単体では少し飲みにくい、でも甘味やビーツの味を中和させたい。そんな人におすすめです。1つめのレシピ同様、食物繊維が含まれているので、ファスティングには不向きではありますが、その分満足感のある飲みごたえです。

材料:

  • ビーツ 1個
  • バナナ 1本
  • りんご 1個
  • 水またはオレンジジュース 1カップ

作り方:

  1. ビーツの皮をむき、小さく切ります。
  2. バナナとりんごも同様に小さく切ります。
  3. すべての材料をミキサーに入れ、滑らかになるまでブレンドします。
  4. そのままグラスに注ぎ、すぐにお召し上がりください。

3. コールドプレスビーツジュース

コールドプレスジュースは、栄養素を最大限に保持しながらジュースを作る方法です。食物繊維を取り除くため、消化器を休めたい人や、ビタミンなどの栄養を一度に取りたいひとにおすすめ。通常はコールドプレスマシーンと呼ばれる専用のジューサーを使って作られますが、ない場合には自宅でざるや濾し機を使っても作ることができます。

材料:

  • ビーツ 2個
  • りんご 1個
  • レモン汁 少々

作り方:

  1. ビーツとりんごの皮をむき、小さく切ります。
  2. 切ったビーツとりんごをミキサーにかけ、滑らかになるまでブレンドします。
  3. ブレンドしたジュースをざるや濾し機で濾して、果汁だけを取り出します。
  4. レモン汁を加えて味を調え、すぐにお召し上がりください。

ファスティングにはコールドプレスのビーツジュースがおすすめの理由

ファスティングは、一定期間食事を控え、体内をデトックスする方法です。この際、コールドプレスジュースを取り入れることで、必要な栄養素を摂取しつつ、消化器官を休めることができます。

ビーツジュースは、抗酸化物質やミネラルが豊富で、体内の浄化プロセスをサポートします。特にコールドプレスジュースは、ビタミンや酵素を壊さずに摂取できるため、ファスティング中の栄養補給に最適です。

さらに、ビーツに含まれる硝酸塩は、ファスティング中のエネルギーレベルを維持し、体のリズムを整えるのに役立ちます。そのため、ファスティングを成功させるためのサポートドリンクとして、コールドプレスのビーツジュースは非常に効果的とされています。

ビーツは輸入より国産の無農薬を選ぶ必要がある

ビーツジュースを作る際には、できるだけ国産の無農薬ビーツを選ぶのがベター。輸入ビーツは輸送過程での品質保持のために化学物質が使用されることがあり、また農薬の残留が気になる場合もあります。国産の無農薬や化学肥料不使用のビーツを選ぶことで、安心してビーツの栄養を最大限に活用できます。

無農薬ビーツは、土壌からの栄養をしっかりと吸収して育つため、より濃厚な味わいと栄養価を誇ります。また、環境にも優しく、地元の農家を支援することにもつながります。

また、ジュースのために毎回ビーツを購入したり、それをジュースにするのは少し大変だと感じたり、またリーズナブルな無農薬のビーツが近所のスーパーには売っていないという方は、ぜひ【ピカベジ】のビーツジュース入りコールドプレスジュースセットもチェックしてみてください。使用されている全ての野菜やくだものが国産で、添加物不使用の手搾り製法で作られています。

まとめ

ビーツジュースは、その栄養価の高さから、健康維持や病気予防、運動パフォーマンスの向上など、さまざまな効果を期待できるスーパードリンクです。高血圧の管理やスタミナ向上、免疫力の強化を目的とする人々に特におすすめです。

自宅で簡単に作れる3種類のビーツジュースのレシピを紹介しましたが、どれも手軽に実践でき、栄養価をしっかりと摂取できます。特にファスティング中には、栄養素を壊さずに摂取できるコールドプレスジュースが最適です。

ビーツを選ぶ際は、国産の無農薬品を選び、安心して栄養を摂取しましょう。ビーツジュースを日々の食生活に取り入れて、天然のエナジードリンクを味わってみてください。

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この記事を書いた人

1988年4月28日生まれ。カリフォルニア在住。3児の母。
現在現地の大学院にて代替医療や細胞栄養学などを勉強中。健康・美容関連のライター歴は7年目となり、海外ならではの最新療法をお伝えしています。

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