おすすめのファスティング方法と期間は?マストアイテム10選も!

今回は、日常的にファスティングを摂り入れているヘルスケアライターがおすすめアイテムをご紹介します。おすすめのファスティング方法についてはセルフチェックを作成して見たので、ぜひ自分にあったファスティングとアイテムを見つけてみてください。

目次

ファスティングとは?

ファスティングとは、一定期間食事を控えることで、消化器官を休ませ、体内のデトックスを促す健康法です。体に溜まった老廃物を排出し、リセットする目的で行われ、ダイエット効果や肌の改善、集中力の向上など、さまざまなメリットが期待されています。近年では、ライフスタイルに合わせた「半日ファスティング」や「ジュースクレンズ」など、無理なく取り入れられる方法も増えてきました。

ファスティングの主な効果と健康への影響

ファスティングには、体のリセットやダイエット、デトックスといった効果が期待され、健康志向の高い人に注目されています。特に、食事を一定期間断つことで消化器官が休まり、内臓や細胞が回復しやすい環境が整い、健康はもちろん美容の面でも以下では、具体的な効果とその仕組みについて見ていきましょう。

ファスティングがダイエットに向いている理由

ファスティングのダイエット効果は、脂肪がエネルギー源として使われる「ケトン体生成」や代謝の活性化にあります。食事を控えることで体内の糖分が減り、エネルギー不足を補うために脂肪が分解されやすくなります。また、短期間のファスティングでインスリン感受性が改善し、血糖値の管理も期待されます。

ファスティングによるデトックス効果

ファスティングによって消化器官が休まると、体内のデトックススイッチが切り替わるように、細胞が自然に浄化される「オートファジー」が促進されるとされています。オートファジーにより、体内の老廃物やダメージを受けた細胞が分解・再利用され、内側からの浄化が進むため、ファスティングは「体内掃除」と例えられることもあります。

下記ではブログの監修医で、ファスティング専用の宿泊施設の副施設長でもある、医師の石原先生に、ファスティングと老廃物の関係などを詳しく伺った記事を掲載しています。

ファスティングによる健康効果(論文あり)

近年の研究では、ファスティングが健康に与えるポジティブな影響を示す論文が増えています。たとえば、短期間のファスティングで腸内環境が改善したり、血圧やコレステロール値が低下するなどの効果が報告されています。

アリゾナ州立大学(ASU)の研究では、断食とタンパク質パシング(特定の時間にタンパク質を摂取する方法)を組み合わせた食事法が腸内細菌の多様性を増やし、体内での脂肪酸分解を促進する効果があることが示されました。具体的には、腸内の「クリステンセネラ科」と呼ばれる有益な菌が増加し、これが代謝の活性化と脂肪の燃焼しました。このような腸内環境の改善は、炎症やインスリン抵抗性の低減に繋がり、体重管理や代謝疾患の予防に寄与する可能性が示唆されています。

Intermittent fasting shows promise in improving gut health, weight management | ASU News

ファスティング後は血糖値に注意が必要

上述の論文では、ファスティングをすることで腸内環境が整い、結果的にインスリン抵抗性を低減させたという結果が出ました。ただ、ファスティング後の食事は、血糖値の急上昇しやすい状態になっています。空腹状態が長時間続いた後は、体が吸収しやすい状態になっているため、急激な糖の摂取を避け、ゆっくりと体を慣らすことが推奨されます。スープや低GI食品から始めるなど、血糖値の安定を意識したリカバリー食を心がけることが大切です。

これがいわれる「回復食」といわれるものです。ファスティング後に回復食を入れることで、ファスティング後の血糖値をゆっくり戻すことができます。また、ファスティング前には「準備食」を摂り入れることで、消化器系の内臓をファスティングに備えて準備することができます。

準備食と回復食については後ほど詳しくご紹介します。

ファスティングの種類

ファスティングにはいろいろな方法がありますので、まずは種類とやり方、メリット・デメリットをご紹介します。

16時間ファスティング

やり方

1日8時間以内で食事を済ませ、残りの16時間を断食。例えば、朝10時~夜6時に食事し、夜6時~翌朝10時まで断食。

メリット

代謝改善、脂肪燃焼が期待でき、食べ過ぎを防ぎやすい。続けやすく、日常に取り入れやすい。

デメリット

空腹感が強く感じられることもあり、食事時間の調整が難しい日も。

ジュースクレンズ

やり方

1~3日間、固形物を摂らず、コールドプレスジュースのみを飲む。1日5~6本を数時間おきに摂取、水分補給も十分に行う。

メリット

消化器官を休めながらビタミン・ミネラルを効率的に摂取。デトックス効果が高く、肌や体の軽さを実感しやすい。

デメリット

カロリー不足で頭痛や空腹感が出ることがあり、運動などには不向き。

週末ファスティング

やり方

週末の1~2日間で断食を行い、金曜の夜から日曜の朝まで断食。準備食・回復食を取り入れたプログラム。

メリット

短期間で体内リセットが可能で、週ごとにリフレッシュできる。ハードルが低く、始めやすい。

デメリット

家族や友人との食事に支障が出ることがあり、空腹感や倦怠感もあるため準備が必要。

ワンデイファスティング(3日間)

やり方

断食を含む3日間で、1日目は準備食、2日目は完全断食、3日目は回復食。消化の良いものを準備食・回復食として摂取。

メリット

準備食・回復食で体の負担を軽減しつつデトックス可能。体が軽くなる効果を実感しやすい。

デメリット

空腹感が強く、3日間のスケジュール調整が必要。

本格スリーデイファスティング

やり方

3日間完全断食を行う方法で、水や無糖の飲み物のみで過ごす。体内のケトン体生成を促進。前後3日ずつ、準備食と回復食を入れる。

メリット

高いデトックス効果で消化器官リフレッシュや体質改善に効果的。目標達成感を感じやすい。

デメリット

空腹感と体調変化が大きいため初心者には難しく、倦怠感やストレスが出やすい。医師の指導のもとで行うのがベスト。

週4以上の半日ファスティング

やり方

週に4日以上、1日12〜16時間の断食を行う。夜8時に食事を終えたら翌朝8時〜昼12時頃まで断食し、その後通常の食事を摂る。無理のない範囲で調整可能。

メリット

代謝の改善、脂肪燃焼が促進され、柔軟にスケジュールを組めるため続けやすい。消化器官の休息により内臓のリフレッシュが期待でき、血糖値の安定にも効果的。

デメリット

4日以上の半日断食を継続する必要があり、空腹感への自己管理が求められる。エネルギー不足を感じる場合もあるため、無理のない範囲で行うことが重要。

それぞれのより詳しいやり方はこちらからチェックしてみてください。

準備食と回復食

ここでは準備食と回復食について実例もあげてご紹介します。

準備食

【目的】

ファスティングに備えて体を慣らし、消化器官への負担を軽減するための食事です。毒素や重たい食事を避けることで、ファスティングによるデトックス効果を高めます。

例:スリーデイ(3日間)ファスティングの場合はファスティングの3日前からスタート。

【ポイント】

動物性食品や加工食品を避け、消化に良い食材を選ぶ。農薬や添加物を避けた野菜や果物を使用し、栄養価を保持した状態での摂取を心がける。

下記では準備食について、より詳しいやり方やおすすめレシピなど、詳しくまとめた医師監修記事をご用意しています。

回復食

【目的】

ファスティングで休ませた消化器官をゆっくりと目覚めさせ、通常の食事に戻る準備をするための食事です。急に重い食事を摂ると胃腸に負担がかかるため、段階的に固形物を増やしていきます。また、血糖値の急上昇を予防します。

例:スリーデイ(3日間)ファスティングの場合はファスティング後から3日間。

【ポイント】

液状食から始め、徐々に固形物を増やす。不溶性食物繊維が少ない野菜や果物を選び、消化の負担を最小限に抑える。無添加・無農薬の野菜ジュースを使用し、栄養を補いながら消化をサポート​。

下記では回復食について、より詳しいやり方やおすすめレシピなど、詳しくまとめた医師監修記事をご用意しています。

セルフチェックでわかる!おすすめのファスティング方法

今回は上述でお伝えした5つのファスティング方法をお伝えしました。でも、実際どんな方法がいいのかわからない、続けられるかわからないという方も多いかと思います。

そこで、ご自身の性格や環境、好みなどに併せてどんな方法がマッチするのが、セルフチェックを作成しました!ぜひご参考ください!

ファスティングセルフチェック

ファスティングセルフチェック


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ファスティング前に用意しておきたいおすすめアイテム10選

ここでは定期的にファスティングをおこなっているヘルスケアライターの著者がおすすめするアイテムをご紹介します。ただし、これはあくまでもジャンルのご紹介であり、添付している製品は一例なので、ご自身のお気に入りの製品がすでにあるという方は、もちろんそちらをご活用いただくのがベターだと思います。

おすすめアイテムの理由やどんな製品を用意したらいいのかなどのポイントを重点的にお伝えしているので、ぜひご参考ください。

※こちらは広告費から収益を得ている記事ではなく、また製品の安全性を保証するものでもありません。

おすすめアイテム①コールドプレスジュース 

– 栄養価が高く、体に負担をかけずにエネルギーを補給できる定番アイテムです。実は海外ではコールドプレスジュースを用いる“ジュースクレンズ”というファスティングが長年高い人気をもっています。クレンズという言葉の通り、野菜の栄養にはデトックス効果が高いものが多く、ファスティング中にそれらの栄養を取り入れることで「体をクレンズ(掃除する)」=デトックス効果が期待できるとされています。

実際、日本でも大人気のモデル、ローラさんや、日本でも有名な海外ドラマで多数主演を務めるジェニファー・アニストンさんなどもジュースクレンズをしています。

ローラ

https://twitter.com/RolaWorLD/status/1400232310155321346

ジェニファー・アニストン

Inside Jennifer Aniston’s daily wellness routine, from celery juice to intermittent fasting

ジュースクレンズをする際のコールドプレスジュースは、できれば専用の機械を使って自宅で絞って飲むのがおすすめです。でも、栄養を保ちながらおいしいジュースを絞れる専用のジューサーは高額だったり、毎回掃除などを考えると手間がかかります。

そんな時には市販でもフレッシュなコールドプレスジュースが販売されているので、ぜひチェックしてみてください。

コールドプレスジュースを購入する際のポイント

  1. 無農薬、化学肥料不使用の野菜を使用したジュース
  2. 添加物不使用のジュース
  3. 日本の規定に従い、※衛生管理されたジュース

※注意:その場でジュースを絞って提供する場合以外、コールドプレスジュースも熱処理などを行う必要があります。近年、こうした法律を守らない製品も多数見受けられるため、しっかり衛生管理された製品を選ぶようにしましょう。

農薬・化学肥料・添加物不使用!野菜から作る農家のコールドプレスはこちらから⇩

おすすめアイテム②酵素ドリンク

日本ではファスティングといえば、コールドプレスジュースよりも酵素ドリンクの印象が強いかもしれません。酵素や発酵食品は日本人になじみがあるため、人気も高いですね。ファスティングに摂り入れることで、適度な当分を摂取しながらファスティングを進めることができます。

ただし、市販の酵素ドリンクには酵素が含まれていないことがほとんどです。というのも、先ほど上述の注意書きでもお話した通り、市販のドリンクは熱処理する必要があります。その温度は65℃以上と定められていますが、酵素は45℃程度で不活性化してしまうのです。

そのため、もし酵素ドリンクを摂取しながらファスティングをしたいという場合には自宅で手作りするのがベストです。

下記では酵素ドリンクの作り方とレシピをご紹介しているので、気になる方はぜひご参照ください。

もし酵素ドリンクを作る時間があまりないという場合は、すぐに始めたいという場合には、同じくデトックス作用が期待できるコールドプレスジュースを購入するのがベターかもしれませんね。

おすすめアイテム③カモミールティー

カモミールティーにはリラックス作用があるとされていて、海外ではお休み前に飲まれることも多いハーブティーのひとつです。

食事ができないことや空腹感にストレスを感じた時にカモミールティーを活用することで、ストレスを緩和しながら穏やかな気持ちでファスティング期間を過ごすことができます。

オーガニックカモミール、カフェインフリー、個包装ティーバッグ16袋、20.8g(0.74オンス)

おすすめアイテム④ルイボスティー

ノンカフェインでミネラルも豊富とされるルイボスティー。健康や美容を意識する人だけでなく、妊婦さんのケアにも取り入れられるドリンクです。ファスティング中も香りを楽しみながら水分補給やミネラル補給ができるので、用意して置くのがおすすめです。

有機ルイボスティー, 16オンス (453 g)

おすすめアイテム⑤生姜チューブ

生姜は体を温める作用があるといわれていますよね?ファスティング中は食事を摂らず消化するためのエネルギーが抑えられるため、物理的に体内で発生するエネルギーが低下して体温が下がりやすくなります。

そんな時に、お好みのお茶などに少しだけ生姜をプラスすることで、体が温まりやすくなります。生姜をすりおろして使うのがベストですが、難しければ生姜チューブで代用しても◎。

ただし、生姜は刺激が強いため、胃が弱い人はファスティング中に生姜を使うのはおすすめではありません。

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おすすめアイテム⑥着圧靴下

ファスティング中は体が冷えやすく、血流が滞りやすくなるため、着圧靴下などを活用するのがおすすめです。特にもともと冷え性がある人や肌寒い季節には、着圧靴下を身に着けておくことで、足先の冷えが緩和されます。ファスティングをして細胞の隅々に栄養を届けながら、老廃物を回収するチャンス。飲み物だけでなく、こうした小物アイテムもしっかり活用していきましょう。

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おすすめアイテム⑦ヘッドスパブラシ

知らず知らずの内に血流が滞っている部分と言えば、頭皮が挙げられるのではないでしょうか?日本人の女性では10人一人、男性だと約40%も薄毛に悩んでいるといわれます。そしてその治療法のひとつとしているも取り上げられているのが、血流促進です。実際、市販で販売されている育毛剤などのほとんどに、血流を促進する作用のある成分が含まれています。

ファスティング中は老廃物を回収しやすくなっているので、ヘッドブラシでマッサージしながら血流を促し、普段蓄積された毒素の排出を意識しましょう。

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おすすめアイテム⑧エプソムソルト

マグネシウムを含むエプソムソルトを使った入浴でリラックスし、デトックス効果を高めるといわれています。空腹の時間を紛らわすためにものんびり入浴して、ストレスフリーなファスティングタイムを楽しみましょう。

体が冷えやすいファスティング中は特に、エプソムソルトの活用がおすすめです。ただし、食事をしないと必然的に摂取する水分量も低下してしまうので、入浴の際には必ずドリンクを持参して、こまめな水分補給を意識しましょう。

エプソムソルト

おすすめアイテム⑨アロマキャンドル

五感の中でも特に脳への刺激が強く早いといわれる嗅覚を刺激することで、ファスティング中のストレス対策ができます。

アロマの中でもラベンダーはリラックス作用、柑橘系はリフレッシュ作用、イランイランやローズは女性のお悩みサポート、ペパーミントは思考の切り替えなどに使われることが多いです。

実際にファスティング中に飲むものではないですが、こうしたアイテムを用意して置くことで、ちょっとした自分へのご褒美を楽しみながら、ファスティング期を過ごすことができますので、ぜひ試してみてください。

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おすすめアイテム⑩カフェインレスコーヒー

こちらは日頃からコーヒーを飲む人におすすめのアイテムになります。ファスティングは胃が空っぽになるため、胃酸の分泌を促すコーヒーは胃のトラブルになりかねません。

でも、朝はやっぱりコーヒーを飲みたい、と感じる人も多いのではないでしょうか?実は著者も毎朝ドリップコーヒーを飲むのが楽しみなコーヒー民なので、ファスティング中にコーヒーを楽しめないのはひとつのマイナス点でもありました。

でも最近はカフェインレスのコーヒーもおいしいものが多いですし、カフェインレスのコーヒーなら胃酸分泌の増加もかなり抑えられるのでおすすめです。

できればインスタントではなくドリップを選ぶと、より香りも楽しむことができます。

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準備食と回復食におすすめのアイテム3選

ファスティング期間中におすすめのアイテムをご紹介しましたが、セルフチェックの結果、準備食や回復食が必要なファスティングにチャレンジしようとしている方も多いかもしれません。そこで、準備食や回復食におすすめな、著者も実際使っているアイテムをご紹介します。

もちろんファスティング期におすすめのアイテムは準備食や回復食の期間にも活用できますので、ぜひ併せてご参照ください。

※こちらは広告費から収益を得ている記事ではなく、また製品の安全性を保証するものでもありません。

準備食と回復食におすすめ①植物性のだし

準備食や回復食中は基本的にヴィーガン食のように動物性の製品は摂らないようにします。

もちろんお野菜だけを煮込んだスープが好きな方はそれでもいいかもしれませんが、だし文化のある日本人にはちょっと物足りないと感じる人も多いです。

そのため、植物性のだしをあらかじめ用意しておくのがおすすめ。著者は普段準備食や回復食をする時には野菜だしを多めにとってストックして置くのですが、仕事や子供の行事が多い時はなかなか時間がなく…そんな時の救世主として、市販の野菜だしを活用することもあります。

ファスティングは定期的に行う体のお掃除のようなもの。そのため、無理をせず、必要があれば市販のものも活用しながら継続するのが大切です。

ヴィーガンブイオン

準備食と回復食におすすめ②天然塩

塩というのはもともと、海水に含まれる海のミネラルが豊富に含まれていた調味料ですが、日本で現代一般的に使われる食卓塩は純度を高めるために、それらの豊富なミネラルが取り除かれてしまって、塩化ナトリムと塩素だけで構成されています。

現代使われている塩は体に栄養にならないだけでなく、体内の塩分濃度を高めて血管などに負担をかけることに…。ミネラルは体内の酵素の働きをサポートする栄養素で、バランスが崩れることで体にさまざまな悪影響を及ぼします。逆にできるだけ自然の形でミネラルも一緒に摂取できる塩を使えば、体内バランスを整えるサポートにもなります。もちろん食塩の摂りすぎはよくありませんが、準備食や回復食では軽く塩で味付けしたスープやおかゆ、雑炊などを楽しむことも多いため、精製されていない塩を用意して置くのがおすすめです。

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準備食と回復食におすすめ③栄養補助ドリンク※注意点あり

栄養補助ドリンクと書くと、薬局で売られている小さなボトル瓶に入ったものを想像される方も多いかもしれませんが、もちろんそれではありません。一般的に栄養ドリンクと呼ばれるものはアドレナリンを分泌させたり、一時的に血流を促進させる作用が入っていますが、準備食や回復食にはこうしたドリンクは不要です。

ではどんなドリンクなのかと言いますと、やはりコールドプレスジュースがおすすめです。

準備食や回復食では消化のためにしっかり煮込んでスープや雑炊などを摂り入れます。でもそうすると、野菜のビタミンやミネラルが加熱のし過ぎによって壊されてしまうのです。

でも、コールドプレスジューサーはできるだけ摩擦を抑えることで栄養価やうま味を最大限に維持するために作られた専用マシーン。準備食や回復食期間で消化にいい固形物をとりつつ、消化器系に負担をかけない栄養補助のためのドリンクを摂り入れるのがおすすめなのです。

自然で作られた自然の恵みには人の体になじむさまざまな栄養や糖が含まれています。例えばにんじんを使ったコールドプレスジュースは、ゲルソン療法と呼ばれるがん治療に摂り入れられています。

とくべつなにんじんジュース 1箱当たり100ml×30パック

また、ビーツのコールドプレスジュースは「飲む血液」の異名をもち、多くの海外セレブや健康・美容意識が高い方に長く愛されています。

アップルビーツジュース 1箱当たり100ml×30パック

下記では医師監修、ファスティング専用宿泊施設でも摂り入れられている準備食・回復食用のコールドプレスジュースセットをご紹介しています。

準備食&回復食におすすめのレシピ

準備食や回復食におすすめのレシピを2選ご紹介します。そのほかにも等ブログ内ではさまざまな万能レシピをご紹介しているので、ぜひ併せてご参照ください。

野菜だしのレシピ『ベジブロス」

ベジブロスはいわゆる野菜だしのことで、普段捨ててしまう野菜の皮やヘタで作れる環境にもやさしいレシピです。

材料・水 5カップ (1リットル)・野菜くず 100~200g・塩 適量
作り方①鍋に水と昆布を入れて沸騰したら弱火で30分ほど煮込む。②煮込み終わったら野菜くずを取り出して、塩で味を整えたら完成。 完成量 約1L

豆乳とブロッコリーのリゾット

豆乳とブロッコリーのリゾットは食べ応えもあり、ブロッコリーの甘味が感じられる人気レシピです。ぜひ動画で作り方もご参照ください。

ファスティング中に飲んでいいもの、ダメなもの

飲んでいいもの

  • ハーブティー(ノンカフェイン)
  • 酵素ドリンク
  • コールドプレスジュース
  • レモン水
  • ミネラルウォーター
  • 麦茶(ノンカフェイン)

飲んではいけないもの

  • カフェイン飲料(コーヒー、紅茶、エナジードリンクなど)
  • アルコール
  • 清涼飲料水
  • 加工ジュース(市販の甘味料入りジュースなど)
  • 人工甘味料入りの飲料
  • スポーツドリンク(糖分が多いもの)

ここまでお読みいただいているので、すでにお分かりかと思いますが、ファスティング中は基本的にカフェインやアルコールはNG。人工甘味料や添加物が含まれるジュースなどもNGとなります。

また、無糖の炭酸水はネット上でもOKとしているところとNGとしているところで分かれます。著者としては、無糖の炭酸水のOK度は60%としています。その理由は、炭酸自体の特性や胃酸との関係にあり、人によって合う合わないが分かれるため。

下記ではそうした内容にも詳しく触れながら、ファスティング中に飲んでいいもの、ダメなものをまとめています。

ファスティングの注意点と成功のための対策

ファスティングは体をデトックスし、健康維持や体調管理に役立つ方法ですが、正しい方法で行わないと体に負担をかけてしまうこともあります。特に3日以上のファスティングに挑戦する場合は、あらかじめ半日~1日のファスティングを何度か試した後に行うか、医師の管理下で行うことが推奨されます。

また、ファスティングにはありがちなリバウンドや最後までファスティングを完遂できなかったという失敗の声も聞かれます。実際に「ファスティング 意味ない」などのワードでネット検索されていることも多いため、下記ではそれについて詳しく調査した内容をまとめています。

おすすめのリバウンド対策3選

ファスティング終了後、食事を元に戻す際には注意が必要です。準備食と回復食をしっかり取り入れ、リバウンドを防ぐために徐々に通常の食事に戻していきましょう。

対策その①準備食と回復食の取り入れ

ここまで何度もお伝えしていますが、ファスティングを始める前の準備食や、終えた後の回復食は、胃腸を慣れさせるための重要なステップです。準備食では消化に優しい食材を選び、回復食ではお粥や野菜スープなどの軽い食事を取り入れましょう。

対策その②ファスティング後の食事量に注意

ファスティング後は空腹感から普段より多く食べたくなるものですが、一気に食べると胃腸に負担がかかり、リバウンドの原因となります。少量ずつ、回数を分けて食事を摂るように意識しましょう。

実は、「ファスティング 意味ない」などで検索されて、ファスティングの効果を感じにくい人の大きな理由がこれにあたります。食べなかった分を取り戻そうという感覚で、いわゆるドカ食いをしてしまうパターンが多く、これだとリバウンドだけでなく体調不良にもつながってしまうため、ファスティング後は回復食から徐々に“いつも通りの食事量”に戻して行きましょう。

対策その③ファスティング後の食事選び

リバウンドを防ぐために、脂っこいものや高カロリーの食べ物は避け、野菜や果物、発酵食品を中心にした食事を心がけましょう。

よくボディービルダーやアスリートが食事制限後にたくさんのドーナツやチップス、焼肉などを食べているシーンを見かけますが、一般の人でファスティングをした場合には、こうした食事はかなり体に悪影響となります。インスリンスパイクが起こり、消化器系にもとてつもない負担をかけますし、太りやすい体質を作り出してしまう危険性もあります。

大掃除をしたあとだから部屋を散らかそう!と考える人はいませんよね?体も同じように、せっかくファスティングで体の大掃除をしたのだから、なるべくキレイに保てる食事を選ぶようにしましょう。

成功のためのおすすめ対策3選

ファスティングを成功させるためには、計画性と準備が不可欠です。以下の3つのポイントを押さえ、安全かつ効果的なファスティングを目指しましょう。

対策①スケジュールをあらかじめ決めておく

ファスティング期間と日数を決め、仕事や生活のスケジュールに支障が出ないように計画を立てておくことが大切です。これが意外と大切です。仕事の食事会や友達との約束、結婚式に出席するなど、食べることを断りにくい状況ではファスティングを継続するのが難しいですよね?確実にファスティングを完了できるスケジュールを設定して置くことは、成功への最初の一歩ともいえます。

対策②女性のホルモン周期を考慮する

女性は生理周期の影響で、食欲や体調が変わりやすいことがあります。ホルモンバランスが安定する時期に合わせてファスティングを行うことで、無理なく続けやすくなります。

対策③準備食・回復食・ファスティング中の飲み物や食べ物を用意しておく

ファスティングを始める前に、準備食や回復食の食材、ファスティング中に摂取可能な飲み物をあらかじめ揃えておくとスムーズに進めやすくなります。これを用意しておかないと、仕事で忙しい日に準備食や回復食を作る時間がなかったという理由でつい買い食いしてしまったり、ジュースがないから今日は中止しようという考えに陥りやすくなります。

ファスティングは当日よりも、前もってしっかり準備とイメージをしておくことが成功のカギと言えるのです。

まとめ

今回はファスティングのためのおすすめアイテムやファスティングの種類などを詳しくお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?みなさんもぜひ参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

1988年4月28日生まれ。カリフォルニア在住。3児の母。
現在現地の大学院にて代替医療や細胞栄養学などを勉強中。健康・美容関連のライター歴は7年目となり、海外ならではの最新療法をお伝えしています。

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