ゴースト血管とは?!【セルフチェック】原因と改善対策を医師に聞いてみた!

今回は今テレビや雑誌でも見かける「ゴースト血管」について医師にインタビューしてみました。ゴースト血管の原因やセルフチェックはもちろん、空腹の時間をつくるという簡単で意外な改善策まで、たっぷりお伝えして行きます。

目次

ヒポクラティック・サナトリウム副施設長の石原新菜先生にインタビュー

本日は医師でヒポクラティック・サナトリウム副施設長の石原新菜先生にお話を伺いました。

ヒポクラティック・サナトリウムは、「にんじんりんごジュース」や「断食・空腹」、「身体温め」といった健康法を推奨するファスティング施設です。

1週間以上の長い断食には医師のサポートが必要不可欠。診察を通して、あなたも知らない、自分の体質を知り、状態に合ったファスティングスケジュールをご提案されています。

そんなヒポクラティック・サナトリウムでは、農薬・添加物不使用の【ピカベジ】のコールドプレスジュースをお取り扱いいただいています。

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そんなファスティングマスター石原先生の著書のひとつ、「空腹の時間が健康を決める~究極の若返り健康法~」の中から『ゴースト血管』と『空腹の時間』の関係について詳しくお話を伺って行きます。

石原先生の著書「空腹の時間が健康を決める~究極の若返り健康法~」はこちら

ゴースト血管とは「失われた毛細血管」のこと

── ピカベジ:今日は「空腹の時間が健康を決める」でも書かれている、ゴースト血管について、詳しくお話を伺っていきたいと思います。最近テレビや雑誌でも目にする『ゴースト血管』とは一体どんなものなのを指すのでしょうか?まずは簡単に、ゴースト血管についてご説明いただけますでしょうか?

石原先生:「ゴースト血管とは、ほとんど動かなくなった毛細血管のことを言います。毛細血管の働きが非常に悪くなって血流が途絶えた状態が続くと、なんと毛細血管自体が消失してしまいます。」

── ピカベジ:え?毛細血管がなくなってしまうのですか?!

石原先生:「そうなのです。毛細血管は細胞に栄養素や酸素を届ける大切な役割を担っているため、毛細血管が働かなかったり、消滅してしまうと、細胞にも悪影響となります。」

毛細血管の超重要な働き

── ピカベジ:でも先生、動脈や静脈などの太い血管はすごく重要なのはわかりますが、細くて小さくてたくさんある毛細血管が少し消えたからと言って、そこまで大変なのでしょうか?

石原先生:「毛細血管はとても重要な働きをしていますし、全身の血管の約9割を占めているのが毛細血管なのですよ。まずは血管の流れを見てみましょう。

そもそも血管は主に栄養や酸素を細胞に届ける働きと、老廃物を排出する二つの働きを担っています。私たちが食事をしてから排泄されるまでの過程に、血管は大きく関わっているのです。

【血管の働き】

── ピカベジ:つまり、毛細血管は細胞にダイレクトにアプローチして、栄養や酸素を届けたり、ゴミ回収をしてくれているのですね。

石原先生:「その通りです。目の下のクマやくすみ肌、シミやしわ、白髪や抜け毛といった美容面のお悩みも、ゴースト血管の影響を受けていると考えられます。」

── ピカベジ:それは女性なら気になりますね!毛細血管は細くてたくさんあっても、ゴースト血管になってしまうと、こんなにわかりやすく表にも現れてしまうのですね!

石原先生:「もちろん健康面でもさまざまな影響があります。ゴースト血管は血流がよくないことによって起こります。がんや糖尿病、骨粗鬆症、など、生活習慣病と呼ばれる日本人に多い病気はさまざまな要因が絡み合って発症するため、原因をひとつに断定できませんが、全ての病気や体調不良には少なからず”血流が悪い”という原因が絡んでいます。」

── ピカベジ:ではゴースト血管が表に出始めていつ場合には、血流が悪い可能性があるということを考慮して対策する必要があるんですね。

ドロドロ血液は食べすぎのサイン

── ピカベジ:ゴースト血管の原因となる「血流を悪くする習慣」ってありますか?

石原先生:「運動不足、老化、食べすぎなどが主な原因となりますが、その中でも、運動不足と食生活が改善できる習慣ではないでしょうか。」

── ピカベジ:やはり運動は血流をよくするために重要なのですね。

石原先生:「運動をすれば必然的に血行がよくなり、冷えも改善されるため、運動を習慣にしている人は、免疫力が高いですし、いつも元気ですよね。」

── ピカベジ:そうですね!やはり運動はイメージ通り、健康にとても重要な要素なのですね!食生活ではどんなことを気を付けたらいいのでしょうか?脂質制限や糖質制限なのでしょうか?

石原先生:「実は現代の日本人がそもそも食べすぎなんです。食べすぎると消化しきれなかった脂質や糖質が血液に溜って、“ドロドロ血液”になってしまいます。ドロドロした血液は流れにくく、血流を滞らせる原因になります。」

── ピカベジ:日本人はやせ型が多く、体重も標準値をキープしている人が多いですが、そんな人も食べすぎなのでしょうか?

石原先生:「よく食事をしたあとに眠くなることってありませんか?あれは消化吸収のために消化器系に血液が集中しているため、脳の血流が減少して眠くなっているのです。血流が消化器系に集中しているということは、他の場所の毛細血管に血液が行きにくくなっている状態ということですね。」

── ピカベジ:なるほど。どんな人でも食事をすると体全体に血液がいきわたりにくくなるということですね!1日3食だと、血液がめぐっていない状態が長すぎるということなのでしょうか?

石原先生:「そうなんです。食事をすると成分によっては消化吸収に10時間以上かかるものもあります。すると、体はやっと消化を終わらせて全身に血液をめぐらせようとした矢先、次の食事がお切り込まれるという状況が続いてしまうのです。」

それだと私たちは常に消化吸収に血液を使っているために、他の場所に血液を充分送り届けられていない可能性が大きいですね。

「そうこうするうちに、消化できなかった栄養素は血液をドロドロにしてしまう可能性があります。ドロドロ血液は食べすぎによって作られることが多いのです。」

── ピカベジ:なるほど…そうしてドロドロになった血液はゴースト血管を生み出し、それが細胞に悪影響を与えてお悩みや疾患にまでつながる可能性があるのですね…

ゴースト血管が増え始める年齢【30歳】でも要注意

── ピカベジ:ゴースト血管を増やしてしまう悪い習慣には、運動不足や食べすぎが挙げられましたが、老化もやはり原因になるのでしょうか?

石原先生:「そうですね。年齢を重ねるごとに毛細血管が減少していくのは事実です。でも、実は毛細血管が減少し始めるのは以外と若い年齢からで、一般的には40歳から、若い方なら30代でも毛細血管の減少がスタートする方もいます。」

── ピカベジ:そんなに早くから?!やはり生活習慣や食生活がすごく大切ということですね。

石原先生:「老化は避けては通れない道ですが、生活習慣や食生活によって老化のスピードを遅らせることもできます。いつまでも若々しい人の特徴や共通点にはこんなことが挙げられます。

  • 定期的に体を動かしている。
  • 責任ややりがいを感じる暮らしをしている
  • ストレスをためず、いつも明るい気持ちでいる
  • 趣味や勉強など、向上心をもって取り組んでいる
  • 小食である

こんな共通点も持つ人達は、血管や血液も健康だと感じます。」

日常的に運動をとりいれ、空腹の時間を作って体にしっかり血液を巡らせるという習慣を続けることで、ゴースト血管を増やさず、老化のスピードを遅らせることができるのですね。

ゴースト血管を蘇らせる方法

── ピカベジ:老化のスピードを遅らせたり、ゴースト血管をできるだけ増やさないために、空腹の時間が重要ということはわかりました。でも、もし知らず知らずの内にすでに多くのゴースト血管を抱えてしまっている人はどうしたらいいのでしょうか?一度ゴースト化してしまったら、もう毛細血管は蘇ってくれないのでしょうか??泣泣

石原先生:「そんなことはありません!ゴースト血管も空腹の時間を作ることで蘇ります。空腹の時間を作ると、消化吸収のために消化器系の内臓に血液を送る必要が一時的になくなるので、その分体のすみずみに血液を届けることができるようになります。習慣化することで、何度も血液がいきわたって栄養や酸素が届くようになり、毛細血管の再生が促されるのです。」

── ピカベジ:え!ゴースト血管を蘇らせることができるんですか!?すごいです!

石原先生:「毛細血管を細胞を生かすためにとても重要です。血流がしっかりいきわたるようになり、毛細血管が再生されれば、細胞も元気になって体調にも変化がみられるようになると思いますよ。」

『空腹の時間』が細胞を強くする

── ピカベジ:世間では「熱バテ対策に●●を食べよう」「●●を食べてエネルギーチャージ」なんていわれますが、現代人にはその反対の「空腹の時間」が必要なんですね。

石原先生:「調子が悪かったり、熱があるときって食欲がなくなりませんか?」

確かに食べたくなくなりますね。

「それは体が空腹の時間を欲している証拠です。消化のために使われる血液を、回復に回したいという体本来の働きが食欲を低下させているのです。」

── ピカベジ:なるほど!たしかに、体に保持できる血液の量は決まっているわけですから、それをどうやって分配するかが大切なのですね。

ゴースト血管セルフチェック

石原先生:「こんな症状が気になる方は毛細血管がゴースト化しているかもしれません」

  • 顔色が悪い(血色が悪い、青白い、くすんでいる)
  • 目の下の青や青黒いクマ
  • 唇の血色が悪い
  • 爪の色が青いや茶色
  • 足の内側のくるぶしの下あたりに赤紫の細い血管が見える

「毛細血管がゴースト化していると、栄養が届かないだけでなく、老廃物や二酸化酸素などのいわゆる“毒素”も滞ったまま回収されずじまいに…。セルフチェックで当てはまる項目があった人は、ぜひ早めに対策をスタートさせましょう。」

石原先生流!らくらく効果的な空腹時間の作り方

── ピカベジ:でも、先生、正直。。。お腹が空くってつらいです…泣 何とか簡単に乗り越えられる方法はないでしょうか?・・・

石原先生:「そうですよね。断食やファスティングは確かに効果的ですが、ストレスの原因になったり、急にやり始めて体調を崩す人も少なくありません。そこで、私がおすすめしているのは、“朝だけ断食”です。」

── ピカベジ:朝食を抜くということですか?それならできそうな気がします!

石原先生:「そうなんです。夜に食事をしたあと翌日のお昼ごはんまで断食をすると、消化吸収も完了しているだけでなく、朝に老廃物が排出されるため、空腹の時間をより効果的に取り入れることにもつながります。」

スケジュール例はこちら

下記では朝断食を取り入れた16時間ファスティングについて、石原先生にインタビューした内容をご紹介しています。ぜひ併せてご参照ください。

── ピカベジ:朝断食だったら空腹の時間も取り入れられそうです!これから習慣化してゴースト血管を蘇らせていきたいと思います!!石原先生、本日も本当にありがとうございました!!!

監修 石原 新菜医師

イシハラクリニック副院長/ヒポクラティック・サナトリウム副施設長
著書は70冊以上あり、13万部を超えるベストセラーや『16時間断食』など執筆。公式サイトにて 温活、腸活、妊活、断食、ファスティング、にんじんジュース、生姜、生活習慣病、ダイエットについての情報を発信中。現在テレビ東京「主治医が見つかる診療所」にもレギュラー出演中。


最後に

今回は石原先生にゴースト血管と空腹の時間について詳しくお話を伺いました。

さらに詳しい内容はぜひこちらをご参照ください。

空腹の時間が健康を決める~究極の若返り健康法~

また、先生が副委員長を務められているファスティング施設でも採用されている【ピカベジ】のコールドプレスジュースはこちらをご覧ください。

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この記事を書いた人

1988年4月28日生まれ。カリフォルニア在住。3児の母。
現在現地の大学院にて代替医療や細胞栄養学などを勉強中。健康・美容関連のライター歴は7年目となり、海外ならではの最新療法をお伝えしています。

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